羊毛布団って気持ちが良いけど、洗濯やケアはどうすればいいのかしら?
羊毛布団は、年に1~2回程度のクリーニングと定期的なケアがおすすめです!
良質な睡眠が得られる羊毛布団は人気が高い製品ですが、こまめなケアをおこなわなければ質を維持できません。
本記事では、羊毛布団の洗濯方法について解説します。
おすすめの宅配クリーニングについて店頭との違いや確認ポイント、自宅でのケアも解説していますので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。
羊毛布団の特徴
羊毛布団には以下の特徴があります。
- 保温力が高い
- 吸湿性が高い
- 放湿性が高い
羊毛布団とは、中綿に羊毛が使われている布団を指します。
羊の毛の表面は独特な縮れを持つうろこ状の構造になっており、この構造が高い保温力を生み出しているのです。
また羊毛布団は私たち人間が寝ている際にかく汗を吸い取る吸湿性も高く、心地の良い寝心地を生み出してくれます。
放湿性も高いので、天日干しするとすぐに乾き、湿気を放出してくれる点も特性といえるでしょう。
ただし羊毛は動物性タンパク質のため、毛の表面に脂肪が付いています。
布団に湿気が残ったまま保管してしまうと脂肪が変質し悪臭の原因となるため、正しい保管方法を知っておくことが大切です。
羊毛布団と長く付き合っていくために、正しいお手入れを方法を知っておきましょう!
羊毛布団は自宅やコインランドリーで洗濯できる?
羊毛布団はクリーニング業者に頼むのがいいでしょう。
ウールのセーターが自宅で洗濯できるように、羊毛布団も自宅で洗えないことはないですが、手間や労力を考えるとクリーニングに頼むのが最適です。
羊毛布団を自宅やコインランドリー、クリーニングで洗う場合について見ていきましょう。
自宅で洗う場合は手洗いする
羊毛布団を自宅で洗う場合、手洗いで優しく洗いましょう。
前述したとおり、羊毛の表面はうろこ状の形状をしているためです。
うろこ状に重なった表面は水に濡れると形状が変化し、開きます。
開いた部分を洗濯機などで擦ってしまうと摩擦で繊維が絡み合い、乾燥しても元に戻ることはありません。
これが自宅で洗濯すると縮む原因となるのね…
そうなんです。
自宅でも洗えますが、大切な布団が縮んでしまう可能性が高くなってしまうため、クリーニングに出すことをおすすめします。
縮みを最小限に抑えるため、自宅で羊毛布団を洗う場合は、洗濯機や乾燥機を使わずに手洗いで洗いましょう。
自宅での手洗いは以下の手順で行います。
中性洗剤を溶かして布団を入れましょう。
体重が偏らないように、まんべんなく踏みましょう。
湿気が少なく太陽の光が強い午前中に干す
簡単に3STEPで書きましたが、布団を自宅で洗うのは労力のいる作業です。
水を吸って重たくなった布団を運ぶのも一苦労でしょう。
また季節によっては布団の乾燥に2,3日かかる場合もあるため、天気予報のチェックも必要です。
丁寧に手洗いをしたとしても縮みが出たり布団が薄くなったりする場合も多いため、気になる方は自宅での洗濯は避けましょう。
手洗いは部分的に気になる汚れが付いてしまった場合などに行ってくださいね。
コインランドリーでは洗わない
羊毛布団をコインランドリーで洗うのは、なるべく避けるようにしましょう。
自宅でも手洗いをおすすめしたのと同じく、洗濯機では摩擦が強すぎるため、羊毛布団が大きく縮んでしまう可能性があるためです。
羊毛布団の中には、「羊毛50%、ポリエステル50%」などの羊毛混布団と呼ばれる布団もあります。
羊毛混布団の場合は洗濯機の使用も可能です。
しかし洗濯機の弱コースや手洗いコース、脱水は2分程度に留めるなど傷みを最小限に抑えるようにしてください。
確かに、羊毛布団をコインランドリーで洗濯して、失敗したって話を聞くのよね。
コインランドリーの乾燥機は非常に強力です。
持ち帰って、乾燥は自宅で行うのがおすすめ!
クリーニングに出すのがおすすめ
自宅やコインランドリーでの洗濯方法を紹介しましたが、羊毛布団は基本的にクリーニングに出すのがおすすめです。
クリーニングに出すことで、洗濯のプロが布団や汚れにあった洗い方を実践してくれるため、失敗を恐れることもありません。
羊毛布団を長く快適に使うために、最後に紹介する羊毛布団の定期的なケアや保管方法を実践しつつ、1年に1回程度クリーニングに出すといいでしょう。
衣替えの時期にクリーニングすると忘れずに出せるのでおすすめです!
羊毛布団|店頭クリーニングと宅配クリーニングの違い
羊毛布団を洗うにはクリーニングがおすすめとお伝えしましたが、ひと言にクリーニングといっても布団を持って出向くタイプの店頭クリーニングと、自宅で宅配便を介して行うタイプの宅配クリーニングがあります。
店頭クリーニングと宅配クリーニングの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
店頭クリーニングの特徴
店頭クリーニングとは、実店舗に布団を持ち込んで受け取りに行く従来のタイプのクリーニングです。
スーパーやショッピングセンターなど街の至る所でクリーニングが存在するため、見慣れている方も多いのではないでしょうか。
店頭クリーニングのメリットとしては、以下のものが挙げられます。
- 店員と顔を見てやり取りできるので安心感がある
- 加工などをその場で相談して決められる
- 仕上がりまでの期間が早い場合がある
やはり店員の顔を見てクリーニングに出せる点はメリットといえるでしょう。
疑問や不明な部分があればその場で解決できるほか、加工オプションなども相談して決められるので、クリーニングに詳しくない方でも安心です。
仕上がりの期間にかんしては外注業者に委託している店舗も多いため一概にはいえませんが、早い場合がある点もメリットといえます。
ただし羊毛布団をクリーニングしようと考えたとき、クリーニングに出す際や受け取る際に店舗まで足を運ぶ必要がある点はデメリットです。
また店頭クリーニングは休業日があったり営業時間が限られていたりするため、時間に合わない方にとっては利用しづらいでしょう。
店頭クリーニングのデメリットを解消するために、宅配クリーニングのサービスを検討してみてくださいね。
宅配クリーニングの特徴
宅配クリーニングとは、宅配便を介してクリーニングに出したいものを発送するタイプのクリーニング方法です。
今でこそ多くの業者が宅配クリーニングのサービスを扱っているものの、店頭クリーニングと比較してまだまだ馴染みがない方も多いのではないでしょうか。
宅配クリーニングは発送だけでなく受け取りも自宅でできるため、コロナ禍で外に出るのを控えている方や店頭クリーニングの営業時間に間に合わない方でも利用しやすいサービスといえるでしょう。
宅配クリーニングのメリットとしては、以下のものが挙げられます。
- クリーニングに出す物を持ち運ぶ手間がなくなる
- 注文から発送、受け取りまで自宅で完結できる
- 保管サービスの利用が出来るところもある
宅配クリーニングを利用する際の最大のメリットは、やはり店頭クリーニングに布団を持ち込む手間が解消される点でしょう。
宅配クリーニングの流れとしてはインターネットで注文し、集荷キットが届いて自宅で梱包したら宅配員が集荷に来てくれるので、自宅でクリーニング後の商品を待つだけです。
保管サービスのある業者も多いため、利用すれば自宅で布団を保管する必要もなくなります。
ただし店頭クリーニングの店員の顔を見て注文し、相談しつつ加工オプションを決めることはできません。
疑問点や不明点がある場合、事前に問い合わせフォームなどから相談するといいでしょう。
また宅配クリーニングの場合、送料がかかる場合も頭に入れておかなければなりません。
いくら以上で送料無料などのキャンペーンを行っているところも多いため、定期的にチェックしてみてくださいね!
羊毛布団のクリーニングは宅配がおすすめ
店頭クリーニングと宅配クリーニングを見てきましたが、羊毛布団をクリーニングしたいと考えた場合、宅配がおすすめです。
宅配クリーニングがおすすめの理由として、以下のものがあります。
- 羊毛布団を店頭クリーニングに運んで持っていくのは大変
- 店頭クリーニングは保管サービスがない場合が多い
羊毛布団を店頭クリーニングに出す際の手間や労力を、宅配クリーニングは解消してくれます。
上記でも説明したとおり保管サービスのある宅配クリーニング業者も多いため、利用したいと考えている方には宅配がおすすめです。
ただし今回は羊毛布団について述べているのであり、すべてのクリーニングを宅配に出すのをおすすめしているわけではありません。
ワイシャツ1〜2枚など、少量のクリーニングを出す場合や、すぐに着たい服をクリーニングに出したい場合は店頭クリーニングがおすすめといえます。
それぞれの特徴やメリットを知り、使い分けていきましょう。
羊毛布団を宅配クリーニングに出す際の料金やポイント
羊毛布団を宅配クリーニングに出す際の確認ポイントとしては、以下の4つがあります。
- 納期
- 支払い方法
- 料金は予算内で収まるか
- 加工オプションはあるか
順番に見ていきましょう。
納期
宅配クリーニングに出す際は、納期の確認を行いましょう。
クリーニング業者によって納期はさまざまです。
使いたいときに布団がまだ届いていない事態を避けるため、納期の確認は必要です。
宅配クリーニングは宅配便を介す分納期が遅いと思っている方も多いですが、業者によっては自社工場へ直接送ってクリーニングを行い、10日程度で受け取れるところもあります。
閑散期や繁忙期などによって納期が変わってくる業者も多いため、事前に納期の目安を確認しておくといいでしょう。
支払い方法
宅配クリーニングの主な決済方法としては、クレジットカードや代引き、銀行振り込み、電子決済サービスなどがあります。
多くの業者ではクレジットカードや電子決済サービスの取り扱いがありますが、代引きや銀行振り込みは対応していないところもあるので注意しましょう。
ご自身の都合のいい支払い方法が選べるか、事前に確認しておくといいですね。
羊毛布団のクリーニング料金は?
羊毛布団を宅配クリーニングを出す際、料金についても確認しましょう。
パック料金などがあると、通常よりもお得に利用することができます。
パック料金とは布団ごとに設定された点数を組み合わせ、注文する方法!。
点数を組み合わせるとなにがいいの?
組み合わせによっては単価の高い布団をお得にクリーニングできますよ!
たとえば実際にパック料金プランを行っているカジタクでは、以下のようなカウントとなっています。
1枚につき1点 | 掛け布団・敷き布団・コタツ布団/上下1組 |
2枚につき1点 | ベビー布団・ベッドパット・肌掛け・夏掛け |
3枚につき1点 | 毛布 |
上記の点数が設定されていることにより、単価関係なく以下のように料金が設定されています。
布団2点 | 13,640円 |
布団3点 | 19,250円 |
点数内であれば布団によって料金が変わることもないので、単価の高い組み合わせでクリーニングできる点がお得といえます。
さまざまな布団の組み合わせでクリーニングをしたい場合、パック料金があるかどうかの検討もしてみてくださいね。
加工オプションはあるか
宅配クリーニングを注文する際、加工オプションがあるかどうかの確認も行っておきましょう。
羊毛布団で考えるべき加工オプションは、防ダニオプションです。
クリーニング業者によっては追加料金がかかる場合もありますが、毎日寝起きする布団をダニの心配なく快適に使うためには必須のオプションといえるでしょう。
宅配クリーニングは店頭クリーニングと違ってその場で加工オプションの相談はできません。
気になる方は各社ホームページの質問に目を通したり直接問い合わせをしたりして、解決してから注文しましょう。
羊毛布団をクリーニングに出した後のケアや保管方法
最後にクリーニングに出した後の羊毛布団のケアや保管方法を紹介します。
- 週1回日干しする
- 2週に1回表面に掃除機をかける
- 長期間使わない場合の保管方法
順番に見ていきましょう。
週1回日干しする
羊毛布団は週に1度程度日干しするといいでしょう。
特性で触れたとおり羊毛布団は吸湿性に優れているため、私たちが寝ている間にかく汗を吸い取ってくれ、心地よい寝心地を生み出します。
吸い取った湿気を放出しないとカビや悪臭の原因となるため、週に1回の日干しをするのがおすすめです。
日干しは午前10時から午後3時など、日光の良く当たる時間帯に片面2時間程度行いましょう。
ただし長時間直射日光が当たってしまうと変色する恐れがあるため、布で覆って干してください。
湿気が抜けてフカフカになったお布団は気持ちいいですよ。
2週に1回表面に掃除機をかける
羊毛布団は2週間に1回は表面に掃除機をかけましょう。
羊毛布団からダニが発生することはありませんが、人が暮らす以上目に見えないダニやほこりは発生し、羊毛布団がダニの温床となってしまう場合があります。
日干しでダニをある程度死滅させることはできますが、死滅したダニの死骸は布団についたままです。
2週に1回のペースで掃除機をかけ、快適に使いましょう。
普通の掃除機でもいいですが、布団クリーナーを使って丁寧に掃除するのもおすすめです!
長期間使わない場合の保管方法
羊毛布団を長期間使わない場合、日干ししてしっかりと乾燥させた後、ケースに入れて保管しましょう。
羊毛布団は吸湿性が高いため、しっかり日干しして乾燥させないと、中に残った湿気がカビや虫の発生原因となる恐れがあります。
日干し、または宅配クリーニングなどで清潔な状態に戻した後、ケースなどに入れて保管するのがおすすめです。
ケースに入れる際は防虫剤を入れ、湿気のない場所で保管しましょう。
心配な方は次に使うまで、宅配クリーニングの保管サービスを利用するのもおすすめです!
まとめ|羊毛布団の洗濯は宅配クリーニングがおすすめ
本記事では、羊毛布団の洗濯方法やクリーニング料金・保管方法について詳しく紹介しました。
羊毛布団の洗濯は自宅やコインランドリーで行うと失敗の恐れもあるため、クリーニングに出すのがおすすめです。
クリーニングは店頭と宅配のサービスがありますが、労力や手間を考えて宅配クリーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
羊毛布団を宅配クリーニングに出す際は、カジタクがおすすめ!
上記で触れたパック料金やオプションで防ダニ加工、保管サービスなどの利用もできますので、ぜひ一度見てみてくださいね。