何キロの洗濯機ならどのくらいの大きさの布団を洗うことができるのか知りたい!
洗濯機に入らないとき、自宅で布団をどうやって洗えばいいの?
結論から申し上げると、布団を洗濯機で洗うとき布団シングルサイズなら6キロ、布団ダブル以上なら7~8キロの洗濯機が必要です。
記事では敷布団、掛け布団、ベビー布団などの各布団の種類ごとに必要な洗濯機のサイズを提示しています。
そのためあなたが洗濯したい布団に適した洗濯機のサイズがすぐにわかります。
さらに洗濯機で対応できない布団のとき自宅で洗濯する方法も詳しくご説明しています。
最後まで読めば、あなたの布団を自宅で洗濯し綺麗にすることができます!
自宅で布団丸洗い経験のある私が解説します!
【布団を洗える洗濯機は何キロ?】布団の種類ごとに適したサイズ一覧
羽毛布団などの掛布団シングル〜ダブルを洗える洗濯機は何キロか
自宅の洗濯機の容量が8キロ以上であれば、ほとんどの掛布団は洗えると考えて大丈夫です。
洗いたい布団がシングルサイズ1枚である場合は、6キロでも洗うことが可能です。
容量別に洗える布団の目安は、以下の表のとおりです。
肌掛け | シングル | 5キロ |
セミダブル | 6キロ | |
ダブル | 6キロ | |
合い掛け | シングル | 6キロ |
セミダブル | 7キロ | |
ダブル | 7キロ | |
掛け布団 | シングル | 6キロ |
セミダブル | 7キロ | |
ダブル | 8キロ | |
オールシーズン2枚仕立て掛け布団 | シングル | 6キロ |
セミダブル | 7キロ | |
ダブル | 7キロ |
敷布団シングル〜ダブルを洗える洗濯機は何キロか
敷布団は、3cm程度の薄手の敷布団であればダブルサイズまで6キロの洗濯機で洗うことが可能です。
ただし厚手のふかふかの敷布団の場合は、15キロ以上の洗濯機で洗ったほうが良いため、家庭用洗濯機では対応ができません。
容量別に洗える布団の目安は、以下の表のとおりです。
薄手敷布団 | シングル | 5キロ |
セミダブル | 6キロ | |
ダブル | 6キロ | |
通常の敷布団 | シングル | 15キロ |
セミダブル | 25キロ | |
ダブル | 25キロ |
ベビー布団を洗える洗濯機は何キロか
ベビー布団は6キロの洗濯機があれば、薄手の敷布団と、掛け布団ならば洗うことが可能です。
厚手の敷布団の場合は、手洗いかコインランドリーを利用していただいた方が良いでしょう。
容量別に洗える布団の目安は、以下の表のとおりです。
薄手の敷布団 | 5キロ |
肌掛け | 5キロ |
合い掛け | 6キロ |
掛け布団 | 6キロ |
ベビー布団をご家庭で洗う際の洗い方や注意点、日頃のお手入れ方法は以下の記事で詳しくお話ししております!
布団を洗濯機で洗うときは3つを注意
洗濯機で洗える布団なのかを確認する
まずは洗濯機で洗っても良い布団なのか、布団の洗濯表示を確認する必要があります。
洗濯機で洗うことができるのは、「洗濯機」表示がついているものです。
また洗濯機は使えないけれど自宅で洗うことができるのは、「手洗い」の表示があるものです。
「水洗い」表示が×になっているものは洗濯機で洗うことができません。
また、ドライマーク表示の布団は布団クリーニング業者に依頼するようにしましょう。
洗濯表示のタグを見ずに布団を洗ってしまうと、布団内部の羽毛や綿がヨレヨレになってしまったり、仕上がりがゴワゴワになってしまうので、必ず確認するようにしましょう。
メーカーによって洗えるサイズが異なる
同じ容量でも洗濯機のメーカーによって洗える布団サイズが異なる場合があるため、注意が必要です。
ご家庭で使っている洗濯機が8キロ以上だから大丈夫だろうと安心せず、一度洗濯機の使用説明書を確認してみてください。
さらに布団の洗濯表示も確認しておくと確実です。
布団によっては家庭での洗濯がNGの場合や、ネットやヒモの使用を推奨しているものもあります。
大物洗いコースがある洗濯機だとより安心
洗濯機の容量と布団の目安についてみてきましたが、家庭で洗う場合、大物洗いコースがある洗濯機だとより安心です。
大物洗いコースとは布団や毛布、ベッドパッドなどかさばるものを洗うのに最適なコースで、標準コースよりも多くの水と時間をかけて洗ってくれる特徴を持っています。
縦型洗濯機であれば洗濯槽の底についている羽根が、ドラム式であれば布団をゆっくりと回転させたり長めに停止させたりすることで布団へのダメージを最小限に抑えてくれるのです。
ただしゆっくり長く洗うことで布団の中綿が偏ってしまう危険もあります。
偏りを防ぐため、洗濯ネットなどを利用して対策してから洗濯を行いましょう。
家庭の洗濯機で布団を洗う手順
自宅の洗濯機で布団が洗える場合、コツや手順を守らなければ失敗してしてしまう可能性があります。
ここからは家庭の洗濯機を使って布団を洗う場合の事前の確認事項と手順、洗濯の頻度を見ていきましょう。
布団を洗う前に用意する物
自宅で布団を洗う前に確認しておくべきことは、以下の3つです。
- 寝具専用またはおしゃれ着用の洗剤
- 布団用洗濯ネット
- 干すスペースと晴れの天気
布団を洗うには、水に溶けやすい液体洗剤がおすすめです。
布団へのダメージを考えて寝具専用のものか、おしゃれ着用の洗剤を使いましょう。
特に羽毛布団はアルカリ性の洗剤で洗ってしまうとふわふわに仕上がらない傾向にあるため、注意しましょう。
さらに、側生地や中綿を傷めないようにするために、布団用洗濯ネットも用意しておきましょう。
また洗った後の布団を干すためのスペースを確保しておくことも重要です。
洗濯後の布団は陰干しで乾かすため、ベランダや庭に最適な箇所があるか探しておくといいでしょう。
また1日では乾かない場合もあります。
いつまでも濡れている布団はダニやカビが発生する原因にもなるため、事前に天気予報を確認し、晴れの続いている週を選んで洗濯してください。
また乾燥のみコインランドリーを利用する方法もあります。
コインランドリーで乾燥を行うとシングル布団で70分程度で済むため、時短になるでしょう。
コインランドリーの乾燥手順や注意点に関しては以下の記事に詳しく書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
家庭の洗濯機で布団を洗う手順は4ステップ
家庭の洗濯機で布団を洗う手順は、以下のとおりです。
- 布団を洗濯ネットに入れる
- 洗濯槽に洗濯液を作る
- 洗濯機を回す
- M字型にして干す
順番に見ていきましょう。
洗いたい布団を寝具用の洗濯ネットに入れましょう。
この時布団をネットにむりやり詰めようとしてはいけません。
まず布団を縦に3つ折りにし、空気を抜きながら巻いていくとネットに綺麗に収まるため、ぜひ試してみてください。
綿素材の場合は中綿の偏りを防ぐため、3箇所程度ヒモで縛ると安心ですよ
布団を入れる前に洗濯液を作っておきましょう。
布団を入れてから洗剤を入れると布団全体に洗剤が行き渡らず、ムラが出てしまう可能性があるためです。
洗剤が布団に直接かからないため、色落ちも防げます
洗濯槽にある程度の量の水を張って洗剤を溶かしたら、準備は完了です。
このとき汚れがよく落ちるよう熱いお湯を入れようとする方もいますが、中綿にダメージを与えてしまう可能性があります。
水温は常温またはぬるま湯にしておくことも、押さえておいていただきたいコツです。
溶かした洗濯液の中に布団を入れたら、布団専用コースや大物洗いコースで洗いましょう。
時間がある方は布団を入れて少し洗濯機を回した後10分程度止めて浸け置きしておくと、汚れ落ちが変わってきます。
また専用のコースがない洗濯機の場合は通常コースで洗えますが、ご自身で洗濯時間を調節することが必要です。
あくまで目安ですが、通常コースで布団を洗う場合は
・洗濯時間6分
・すすぎ2回
・脱水6分程度
に調節して洗うようにしてください。
洗濯が終わり洗濯機から布団を出したら、布団はM字型にして干しましょう。
天日干しのように竿にかけてしまうと中綿が湿って重たい分、素材が偏ってしまうことがあるためです。
竿を2本用意して、またがるようにかけるとM字型になります。
日光があたる範囲も広がるので、乾きも早くなりますよ
また布団を乾燥する際は陰干しが原則ですが、時間によっては日が当たってしまう場所もあるかと思います。
直射日光は布団を傷め色落ちさせてしまうため、直射日光が当たりそうな場所であれば布をかけてガードしてあげましょう。
晴れていても湿気が多い季節や時間帯に乾燥させる場合、とにかく時間が掛かります。
前述しましたが、洗濯の日から2~3日後までの天気予報をチェックして、晴れが続く週を選んでください。
布団が洗濯機に入らない場合の洗濯方法は3つ
最後に、布団が洗濯機に入らない場合や家庭で布団を洗うことが不安な場合の代替方法を3つお伝えします。
- 布団を浴槽で手洗いする
- コインランドリーを利用する
- 布団クリーニングを利用する
順番に見ていきましょう。
布団を浴槽で手洗いする
布団が洗濯機に入らない場合、洗濯機を使用するかわりに浴槽などで手洗いや踏み洗いをし、乾燥させる方法があります。
ちなみに用意する物は以下1つです。
- 布団用洗剤または、おしゃれ着洗剤
踏み洗いの手順は以下のとおりです。
布団を4つ折りほどに折りたたみ、布団の外側についているゴミやホコリをシャワーで流すようにしましょう。
予洗いをしなければ、次の行程で布団を揉み洗いするときに布団の外側の汚れとともに洗ってしまうので汚れが付着したまま洗ってしまうことになります。
仕上がりをきれいにするためにも予洗いを行うようにしましょう。
予洗いの汚れを流した布団は一旦どかします。
予洗いした汚れを流して浴槽をきれいにした後、浴槽の半分ほど水またはぬるま湯をためていきます。
浴槽に水をためることができたら、洗剤を投入します。
洗濯機と同じく、まんべんなく洗浄成分を布団にいきわたらせるために布団を投入する前に洗剤を投入するようにしましょう。
洗剤を投入する量は、洗剤に表記されている水と洗剤の比率を参考に大体の量を入れれば大丈夫です。
布団を投入し、まんべんなく押し洗いをします。
手でやるよりも、足でやる方が効率よく布団を洗うことができるのでおススメです。
布団全体を押し洗いしたあと、浴槽の水を入れ替えて同じように押し洗いを2~3回行っていきます。(すすぎの行程です)
洗濯機では自動脱水を行ってくれるので布団の水抜きを行うことはありませんが、浴槽で洗った布団はなかなか人の力だけでは脱水を行うことは難しいです。
浴槽で洗った布団は、しばらく浴槽の縁にかけて30分~1時間ほど放置して水抜きを行うようにすると無理なく脱水を行うことができます。
それでも多少布団によっては水抜きができていないものもあるので、濡らしたくない所はタオル等をしいて干場へ持っていくようにしましょう。
洗濯機で洗った時と同様に布団をM字にして干します。
洗濯機でできることを自分でやろうとすると、工程がかなり多くなるのね…
踏み洗いもすすぎもまんべんなく行わなければ意味がないので、水を吸って重たくなった布団を何度もひっくり返さなければなりません。
正直大変な作業です…
コインランドリーを利用する
家庭で布団を洗濯した場合は乾燥に時間が掛かるため、コインランドリーの乾燥機を利用する方法もあると前述しましたが、コインランドリーで布団を洗濯することも可能です。
お金もかかるし注意点もありますが、手洗いと比べるとお金も時間も節約になるのではないでしょうか。
コインランドリーを利用する場合、洗う布団や持ち運びをするための布団、お金が必要です。
使用する前にも洗濯機のサイズの確認や、洗濯槽を洗浄する必要がありますが、大きい洗濯機を利用すれば複数枚の布団を一気に洗うこともできますよ。
コインランドリーでの布団の洗い方については、以下の記事に詳しく載せています。
料金目安やポイント、注意点なども解説しているためぜひ参考にしてみてください。
布団クリーニング業者を利用する
洗濯機に布団が入らない場合の最後の手段は、布団クリーニング業者を利用することです。
布団クリーニング業者に依頼するとプロが洗う布団の状態を見極め、最適な方法で布団を丸洗いしてくれます。
家庭での洗濯が難しい素材についても業者によっては対応している場合もありますよ。
業者によりますが、中には糞尿や血液がついていたとしても承ってくれるところもあり、子供やペットがつけてしまった汚れに悩んでる方にとっても頼りになる存在です。
宅配布団クリーニングサービスを利用すれば店頭に重たい布団を運ぶ必要もありません。
持ち込みの場合、どうしてもクリーニングの腕にかかわらず近所の店舗を探してしまいがちです。
しかし宅配布団クリーニングであれば場所を気にする必要がないため、自分の気に入ったサービスを行ってくれる業者を選べます。
以下の記事ではあなたに合った宅配布団クリーニング会社が一目でわかるフローチャートがついています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
布団を洗うのに適した頻度は半年~1年に1度が理想的
布団を家庭の洗濯機で洗う手順について紹介しましたが、布団を洗う頻度は半年~1年に1度が理想的です。
カバーやシーツをかけて汗や汚れを防いでも、どうしても布団自体に染みこんでしまうとダニやカビの原因となるためです。
夏用や冬用など季節ごとの布団を入れ替えるときや、1年の中で決めた時期に1度だけでもかまいません。
布団を丸洗いして清潔に保ち、快適な睡眠環境を手に入れましょう。
まとめ:布団を洗う時の洗濯機のサイズは重要!入らない場合は宅配クリーニングサービスを利用してみよう
今回は、家庭で布団を洗う時の洗濯機の容量や洗い方、入らない場合の手段について解説しました。
布団やメーカーによって異なりますが、家庭では7キロ程度の洗濯機であれば洗えそうですね。
ただし家庭での洗濯は注意点もあり時間もかかります。
また洗濯機に布団が入らない場合、コインランドリーやクリーニング店を利用する方法があります。
中でも宅配布団クリーニング業者を利用すれば、家で洗濯前の布団や洗濯後の布団を受け取れるためおすすめです!
今まで宅配布団クリーニングについて注目していなかったあなたも、ぜひ読んでみてください。