快適な寝心地を生み出すために布団のケアは必要ですが、その中でも半年に1度程度した方がいいといわれる布団の丸洗いは気の重い作業ではないでしょうか。
年に2,3回自宅で布団を洗おうと思うんだけど、やっぱり大変かしら。
自宅での布団洗いは安く済みますが、型崩れなどの洗濯の失敗リスクがあります。また布団を洗う前には洗濯機の掃除をしなければいけませんよ!
洗濯機が汚れていれば、当然綺麗になるはずの布団も汚れます。
今回はそんな洗濯機の掃除方法について紹介しますので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。
布団を洗う前に洗濯機の掃除が必要
布団を清潔に保つには、やっぱり丸洗いは必要よね。
そうですね。でももし自宅の洗濯機で布団を洗っている場合は、使用する洗濯機の掃除も必要なんですよ。
布団は清潔な環境を保つため、以下のようにさまざまなケアを行わなければなりません。
- ほぼ毎日:シーツ類の交換
- 週に1度:天日干し
- 週に2,3度:布団表面の掃除機または布団クリーナー
- 半年に1度:布団の丸洗い
どれも大切な作業ですが、中でも布団の丸洗いは時間がかかる点や作業の面倒臭さから、中々進んでやろうと思う方は少ないのではないでしょうか。
布団を洗う方法は、主に以下の3つにわけられます。
- 自宅で洗う
- コインランドリーで洗う
- クリーニング業者に頼む
不特定多数の顔の見えない他人が使うコインランドリーは怖い、クリーニング業者はお金がかかるとのイメージから布団の丸洗いを自宅で洗う人も多いですが、布団を洗う前には洗濯機の掃除をしておきましょう。
汚れた洗濯機で布団を洗うと、布団は綺麗になるどころか逆に汚くなってしまいますよ。
洗濯機を洗うには、身体に優しい重曹を使うのがおすすめです。
洗濯機を掃除した後に布団や洋服を入れるのだから、天然成分で作られた重曹を使った方が安心というわけね。
しかし重曹は使い方次第で、洗濯機を故障へと追い込んでしまうこともあります。
ここからは洗濯機洗いには重曹がなぜいいのか、重曹が原因で洗濯機が故障してしまう場合があるのは何故かを見ていき、重曹を使った洗濯機の正しい掃除方法について見ていきましょう。
洗濯機洗いには重曹がなぜ良いのか
重曹には以下の特徴があるため、洗濯機洗いにおすすめです。
- 皮脂汚れに強い
- 消臭・殺菌・漂白効果がある
- 天然由来の成分なので安心
順番に見ていきましょう!
皮脂汚れに強い
重曹は弱アルカリ性のため、皮脂汚れに強いのが特徴です。
人間の洋服を洗う洗濯機には、皮脂汚れがたくさんこびりついています。
重曹を使って皮脂汚れを効率的に洗い流しましょう。
消臭・殺菌・漂白効果がある
重曹は消臭・殺菌・漂白効果があるため、洗濯槽から立ち上るにおいや汚れを防ぐことができます。
重曹は炭酸水素ナトリウムとも呼ばれ、食塩を電気分解し、二酸化炭素を加えることでできあがるんですよ。
天然由来の成分なので安心
重曹は天然由来の成分からできており、身体に悪いものは入っていません。
大切な布団や洋服を洗う前の準備としての洗濯機掃除ですから、強い洗剤を使うよりも天然成分の重曹が安心ですね。
しかし重曹が洗濯機を洗うのに有効だとされる一方で、洗濯機が故障する原因となるとも言われています。
重曹で洗濯機が壊れる理由について見ていきましょう。
重曹で洗濯機が壊れる理由
洗濯機を洗う際に重曹を使うと故障の原因になるといわれている理由は、重曹の溶けにくさです。
重曹は水に溶けにくいため、たくさんの水とともに使わなければいけません。
重曹の水に溶けにくい性質を知らず少量の水で洗濯機の掃除をしてしまうと、溶け残ってしまった重曹が洗濯槽や排水ホース、排水溝などに詰まってしまう恐れがあります。
重曹は上記のように洗濯機を洗うために嬉しい特徴を備えてはいるものの、溶けにくさを知らない使用者により詰まりを発生させてしまうこともあるため、重曹を使わないよう指示している洗濯機のメーカーもあります。
重曹で洗濯機掃除を行おうとする場合、お使いの洗濯機の使用方法や洗濯機メーカーのホームページを見て、重曹が使えるかどうかを確認しておくといいでしょう。
またメーカーや水の量に関係なく、ドラム式の洗濯機の場合は重曹が使えません。
水に溶けにくい粉が入ることにより、センサーに誤作動が起きる可能性があるためです。
重曹は身体に優しく便利なものですが、ご自宅でお使いの洗濯機がドラム式の場合は使わないようにしてくださいね。
重曹を使った洗濯機の掃除方法
重曹を使った洗濯機の掃除方法は、以下のとおりです。
- 糸くずフィルターを外して洗濯機にお湯を溜める
- 洗剤と重曹を入れ、5~6時間放置して汚れをすくい取る
- 再度洗濯機を回し、浮いてきた汚れをすくい取る
- 排水してすすぎを2回行う
- 乾燥させる
順番に見ていきましょう。
糸くずフィルターをつけたまま洗濯機の掃除をしてしまうと、取れた汚れがフィルターにこびりついてしまうため必ず外しましょう。
外したら重曹が溶けやすいよう50度程度のお湯を満水まで入れてくださいね。
重曹は200gを目安に使い、しばらく掃除していない場合や汚れがひどい場合は多めに入れて放置してください。
放置する時間は10時間程度でも大丈夫です。放置することで重曹がしっかりと汚れを浮かせてくれますよ。
再度洗濯機を回すことで、再び汚れが浮いてくることもあります。
汚れをしっかりとすくわなければ排水の際に詰まってしまう可能性があるため、ごみ取りネットなどを使ってすくい残しのないようしっかりと確認しましょう。
汚れをすくい取ったら排水し、再びお湯か水を満水まで溜め、すすぎを2回ほど行いましょう。
お湯と水どちらでもいいですが、重曹が水に溶けにくい点を考えると手間かもしれませんがお湯がおすすめです。
すすぎが終わったあとはフタを開けっぱなしにして乾燥させておきましょう。
すぐにフタを閉めてしまうと湿気がこもりカビの原因となるため、しっかりと乾燥させてくださいね。
洗濯機を洗うのに、結構な手間が必要なのね。
上記の工程を完了するためにはスムーズに行っても半日程度かかってしまう場合があります。時間のあるときに行ってくださいね。
重曹のほかに洗濯機を洗うのに使える天然成分の洗剤
重曹のほか、洗濯機洗いに使える天然成分の石けんが2つありますので紹介します!
- クエン酸
- 過炭酸ナトリウム
順番に見ていきましょう。
クエン酸
クエン酸は酢やレモンなどの柑橘系に含まれる酸味成分のひとつで、重曹と違い酸性を示します。
強い酸性は水垢などの汚れを分解する特徴を持っていますよ。
洗濯機の汚れは皮脂だけじゃなくて水垢もあるものね。
クエン酸は強い殺菌力も持ち合わせているため、洗濯機の掃除に使えば嫌な臭いを抑えてくれるほか、カビや細菌の繁殖も防いでくれる優れものといえるでしょう。
クエン酸を使った洗濯機掃除の方法は、上記の重曹で紹介したやり方とほぼかわりません。
重曹の代わりにクエン酸や酢を1カップ入れて洗濯機を回し、浮いてきた汚れをすくい取ってあげましょう。
洗濯機には皮脂だけではなく石鹸カスや水垢がこびりついている場合があります。
そのような洗濯機にクエン酸を使えば、すっきりとした洗い上がりになりますよ。
過酸化ナトリウム
過酸化ナトリウムとは炭酸ナトリウムと過酸化水素の化合物で、酸素系漂白剤の主成分となっている混合物です。
人気のお笑い芸人「家事えもん」さんがテレビで洗濯機掃除をする際に勧めていたこともあり、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
重曹やクエン酸も同じくですが、過酸化ナトリウムは100均や薬局など私たちにとって身近な場所で手に入れられます。
洗濯機の掃除方法は重曹やクエン酸と変わりません。
過酸化ナトリウムは、10Lのお湯(40~50℃)に対し100g程度を目安に入れてみてくださいね。
家事えもんさんは針金のハンガーを広げたものに水切りネットをかけただけのゴミ取りネットを使っていました。
確か後片付けはネットを捨てるだけだから、手間いらずだったわよね。
みなさんもぜひ試してみてください!
自宅でできる布団の丸洗い方法
洗濯機を洗ったあとは、いよいよ本題の布団の丸洗いが始まります。
- 布団のタグを確認し、洗濯が可能か判断する
- 布団を丸めてひもで縛る
- 洗濯機の弱コースで洗う
- 干してしっかりと乾燥させる
でも、洗濯機を洗ってから布団を洗おうと思うと本当に時間がかかるわね…。
1年に2.3度とはいえ大変な労力がかかってしまうことがわかりますよね…。
布団を洗う時間や手間を短縮したい場合、クリーニング業者に頼む方法があります。
最後に布団のクリーニング業者について説明しますので、ぜひ参考にしてください。
布団を洗う手間を省くにはクリーニング業者の利用もおすすめ
洗濯機の洗い方や布団の洗い方をまとめましたが、正直時間がかかって面倒くさいなと思った方もいるのではないでしょうか。
布団の丸洗いは年に2,3回程度とはいえ、布団の清潔を保つためには前述したようにさまざまなケアが必要です。
また自宅で布団を洗うには型崩れや生乾きによるカビの発生などの恐れもあるため、手間や負担を軽くしたい方は、ぜひクリーニング業者の利用を検討してみてください。
特に「宅配布団クリーニング業者」であれば、自宅から一歩も出ることなく以下の全ての動作が可能ですよ。
宅配布団クリーニング業者の利用手順は、大きく分けてたった4ステップとなっています。
- 受付・依頼
- 梱包キット到着・梱包
- 集荷
- 受け取り
多くの宅配クリーニング業者はインターネットで注文をすると、「梱包キット」と呼ばれる布団を配送するための袋が送られてきます。
圧縮の必要があるものもありますが、手順に沿って布団を入れるだけなので簡単ですよ。
集荷は持ち込みもできますが、電話で家まで取りに来てもらうことができます。
本当に家から出ないでできるのね。流れをしっておけば間違いも起こらなさそうだわ。
以下の記事ではあなたに合ったクリーニング業者を紹介しています。
選択肢を進んでいくとおすすめの宅配布団クリーニグ業者にたどり着けるフローチャートがついているため、あなたにぴったりの業者を見つけてみてはいかがでしょうか。
また実際に試した実践レビューや口コミをまとめた記事も掲載されています。
みなさんもぜひ読んでみてくださいね。
まとめ:自宅で布団を洗う準備が大変ならば宅配布団クリーニングがおすすめ!
今回は重曹を使った洗濯機の掃除方法を紹介しました。
重曹は皮脂汚れを落としやすく、また洗濯機への消臭効果や身体に優しい点から好む方も多いですが、使い方によってはパイプなどに詰まらせてしまう可能性があります。
また洗濯機の掃除と布団の丸洗いを行うと、時間がものすごくかかる点も分かっていただけたでしょうか。
布団の丸洗いの手間やリスクを減らすために、宅配布団クリーニングがおすすめです。
依頼から集荷、受け取りまで自宅でできるほか、難しい作業はありません。
今回紹介した記事のフローチャートや実際の仕上がりのレビュー・口コミを集めた記事などを見ていただければ宅配布団クリーニングの素晴らしさを感じていただけるかと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。