自宅でできるマットレスの洗い方を知りたい!
私のマットレスに適した正しい洗い方を知りたい!
結論から申し上げると、それぞれのマットレスには適した洗い方があります。
マットレスの洗い方は、マットレス種類別の洗い方一覧からご覧いただけば一発解決します。
それだけでなく、マットレスに付着した汚れ別に適した洗い方も解説しています。
また、自宅で丸洗いできないマットレスに対応できるクリーニング業者や、日頃行いたいマットレスのケア方法も紹介しています。
最後まで読めば、自宅で洗う方法だけでなく、自宅で洗えなかった場合の解決方法も知ることができます。
我が家もウレタンマットレスを使用しているため、洗い方やクリーニング業者は徹底調査しています!マットレスの知見が豊富な編集長きらりが解説します。
【マットレスの洗い方】洗えるマットレスと洗えないマットレスを確認!
マットレスには、自宅で洗えるマットレスと洗えないマットレスが存在しています。
マットレスの種類によって、中身の素材が異なるためです。
水に弱かったり熱に弱かったりする素材のマットレスの場合、丸洗いするができません。
洗えるマットレス洗えないマットレスの一覧早見表は次の通りです。
自宅で丸洗い | 汚れた一部を自宅で洗浄 | 業者のクリーニング | |
高反発ウレタンマットレス | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
低反発ウレタンマットレス | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
ファイバーマットレス | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
コイルマットレス | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
ラテックスマットレス | × | △ | × |
自宅のお風呂で丸洗いできるマットレスは、ファイバーマットレスのみです。
ラテックスマットレスも一部分であれば水に浸しすすいで洗うことができます。
その他のマットレスは、汚れた箇所を部分的に叩いて拭き取る方法にて洗う必要があります。
ご自宅のマットレスがどれに当てはまるかわからない場合は洗濯表示を確認してみましょう。
上記のマークがあれば、丸洗いは絶対にNGで部分的な洗浄のみとご判断ください!
マットレスの洗い方【マットレスの種類ごとに解説】
次の6種類のマットレスの種類ごとに丸洗い方法と部分的な洗浄方法をご紹介します。
- 高反発ウレタンマットレス
- 低反発ウレタンマットレス
- ファイバーマットレス
- コイルマットレス
- ラテックスマットレス
高反発ウレタンマットレスの洗い方
高反発ウレタンマットレスは、水に弱いため自宅で丸洗いすることができません。
基本的には、マットレスの汚れた箇所を部分洗いする洗い方になります。高反発ウレタンマットレスを部分洗いする方法は次の通りです。
- 中性洗剤を混ぜた水をタオルに染み込ませる
- 洗浄したい箇所をタオルで叩いて洗う
- 水を染み込ませたタオルで叩いて拭き取る
- 風通しの良い場所に立てかけて乾かす
ちなみに側生地が外せるタイプと外せないタイプがあります。
側生地を外せるタイプは、側生地だけ取り外し丸洗いすることが可能です。側生地を外すことができないタイプは部分洗いして洗うことになります。
高反発ウレタンマットレスに当たる商品は、西川のムアツ布団やマニフレックスなどです!
低反発ウレタンマットレスの洗い方
低反発ウレタンマットレスも高反発のマットレスと同様に丸洗いすることができません。
部分洗いにて対応しましょう。部分洗いの方法は、高反発のマットレスと同様で次の通りです。
- 中性洗剤を混ぜた水をタオルに染み込ませる
- 洗浄したい箇所をタオルで叩いて洗う
- 水を染み込ませたタオルで叩いて拭き取る
- 風通しの良い場所に立てかけて乾かす
ちなみに低反発のウレタンマットレスに当たる商品は、トゥルースリーパーなどになります。
ファイバーマットレスの洗い方
ファイバーマットレスは、唯一自宅で丸洗いすることができるマットレスです。
ちなみに洗い方は次の通りです。
- マットレスのカバーを取り外す
- カバーは洗濯表示に従い丸洗いする
- マットレス本体は、お風呂場でシャワーをかけて水洗いする
- 軽く水を拭き取り、風通しの良い日陰で干す
製品によってかけていい水の温度が異なります。かならず製品に合わせた温度のシャワーをご使用ください。
ちなみにファイバーマットレスに該当する代表的な商品は、エアウィーブです!
コイルマットレスの洗い方
コイルマットレスは、丸洗いができません。
中に金属のコイルが入っているため、水で洗ってしまうとサビてしまいます。
また金属を使用していないコイルの場合もただでさえ非常に重たく扱いづらいため、水が浸透すると動かすことができない重さとなり立てかけて乾燥させることができません。
ちなみにカバーが取り外せるタイプのマットレスならば、カバーは丸洗いすることができます。
コイルマットレスを部分洗いする方法は次の通りです。
- 中性洗剤を混ぜた水をタオルに染み込ませる
- 洗浄したい箇所をタオルで叩いて洗う
- 水を染み込ませたタオルで叩いて拭き取る
- コイルマットレスを壁に立てかけてよく乾燥させる
ラテックスマットレスの洗い方
ラテックスマットレスは、汚れが付着した箇所を部分的に押し洗いすることができます。
ただし水に触れると化学反応が起こりぼろぼろになりやすい素材のため、無理して洗う必要はありません。
どうしても汚れが気になる場合のみ洗いましょう。ラテックスマットレスの洗い方は次の通りです。
- 40度以下のぬるま湯と中性洗剤を混ぜる
- 汚れが気になる箇所に洗剤を浸し押し洗いする
- 洗剤を水で十分に流す
- タオルなどを押し当てて水気を拭き取る
- 形をよく整えてから風通しの良い場所で干す
ラテックスマットレスは、洗うときも水気を拭き取るときもひねることは絶対にしないようにしましょう。
また、紫外線に非常に弱い素材のため、必ず室内で干しましょう。
マットレスの汚れ別!洗い方と落とし方を解説!
カビ
マットレスに生えてしまったカビを落とすときには、次の物を用意します。
- 中性洗剤
- 酵素系漂白剤
- タオル
カビを落とすときの洗い方は次の通りです。
- 中性洗剤とぬるま湯を混ぜる
- タオルに作った洗剤を染み込ませてカビを叩いて洗う
- 酵素系漂白剤を50度程度のお湯で溶かす
- 作った漂白剤をタオルに染み込ませてカビを叩いて洗う
- タオルを水でよく洗い、洗剤と漂白剤で洗浄した箇所をよく拭き取る
- マットレスを立てかけて風通しの良い部屋でよく乾かす
おねしょ
おねしょにはアンモニアが含まれているため、マットレスから嫌なにおいが発生する原因となります。
消臭と除菌に効果のあるおねしょ汚れに最適な落とし方をご紹介します。用意する物は次の通りです。
- スプレーボトル
- クエン酸
- タオル
マットレスのおねしょ汚れを落とす手順は次の通りです。
- クエン酸小さじ1と水200mlをスプレーボトルに入れてよく混ぜる
- おねしょをした箇所にたっぷりとスプレーする
- 5分程度放置する
- 水に濡らしたタオルでよく拭き取る
- においが気にならなくなるまで何度か繰り返す
血液
マットレスに血液が付着してしまったときに必要な物は次の通りです。
- 重曹
- 歯ブラシなどのブラシ
- スポンジ
- タオル
マットレスに付着した血液の落とし方は次の通りです。
- 重曹3:水1の割合で混ぜてペースト状の洗剤を作る
- 血の付着した箇所に洗剤を塗布し30分放置する
- その後ブラシで優しくこする
- スポンジを水で濡らし絞ったら血のついた箇所を叩き、血を拭き取る
- 血を拭き取ったら乾いたタオルで水分をよく拭き取る
- マットレスを風通しの良い場所でよく乾かす
お湯を使ってしまうとタンパク質が固まってしまい、血が落ちなくなってしまいます。そのため、血を落とすときには必ず水を使用しましょう。
におい
マットレスは皮脂汚れが蓄積されることにより、嫌なにおいを発することもあります。
マットレスに付着したにおいを落とすときには次の物を用意します。
- スプレーボトル
- 重曹
- タオル
マットレスに付着したにおいの落とし方は次の通りです。
- 重曹小さじ1と水100mlをスプレーボトルに入れてよく混ぜる
- においの気になる箇所にスプレーして5分放置する
- 水に濡らし絞ったタオルでスプレーした箇所を叩いて拭き取る
- においが気にならなくなるまで何度か繰り返す
においが取れたら風通しの良い部屋に立てかけてよく乾かしましょう。
ダニ
虫刺されのような症状が発生したり鼻炎や喘息などの症状が発生したりするときにはマットレスにダニが大量発生していることが考えられます。
ダニを落とすときに必要な物は次の通りです。
- ダニ退治スプレー
- 掃除機もしくは布団クリーナー
ダニの落とし方は次の通りです。
- 布団用のダニ殺虫スプレーをマットレス全体に塗布する
- 布団全体に掃除機または布団クリーナーをかけてダニの死骸を吸い取る
最も簡単で一瞬で効果のある方法をご紹介いたしました。化学物質過敏症の方やお肌の弱い方は、ダニ取りシート+布団クリーナーで対策していただくことがおすすめです。
自宅でマットレスを洗うときの注意点は4つ
コインランドリーと洗濯機は使わない
どの種類のマットレスもコインランドリーや洗濯機を使用することはできません。
水や熱に弱くデリケートな素材のため、機械で洗浄したり乾燥機にかけたりすると使い物にならなくなってしまいます。
丸洗いができるマットレスであっても、かならず手洗いする必要があります。
ひどい汚れは前処理する
汚れがひどい場合には、中性洗剤だけで部分洗いするのではなく必ず前処理をしましょう。
汚れに特化した洗い方で前処理をしないと、汚れを落とすことができないためです。
それぞれの汚れの落とし方を解説している章をご確認いただき最適な洗い方できれいに落としましょう。
汚れがひどいときには、汚れに合わせた前処理をしてからマットレスを洗いましょう。
洗う頻度は半年に1回程度にする
マットレスは半年に1回の頻度で洗うようにしましょう。
マットレスはデリケートな素材で水に弱いため、洗いすぎることにより劣化してしまうからです。
一般的に寝具は、シーズンを終えるごとにクリーニングすることでダニや汚れを対策することができます。
そのためシーズンを終える半年に1回の頻度で洗うことが大切です。
ひどい汚れやにおいが発生しているときには、都度洗って落としましょう。
天日干しをしない
マットレスを洗って乾かすとき、天日干しをすることは避けましょう。
布団の側生地は日光に当たることにより傷んでしまいます。
それだけでなくマットレスの素材も紫外線により大きなダメージを受けてしまいます。
マットレスを傷めず長持ちさせるためにも必ず室内の風通しの良い部屋で乾かしましょう。
「太陽の光でダニの対策ができるのでは?」と思われるかもしれませんが実は違います。
ダニは60度以上の熱が加わらないと死滅しません。天日干しをしても布団の温度は60度にならないため実はダニに効果がありません。
熱でダニを殺虫したい場合には、布団乾燥機や温風機能つき布団クリーナーを活用します。
自宅で洗えないマットレスの対処方法は2つ!
自宅で丸洗いできるマットレスはファイバー素材のマットレスのみです。
その他のマットレスを丸洗いする方法をご紹介します。
マットレスのクリーニング業者に依頼する
ファイバーマットレス以外を丸洗いしたいときにはマットレスのクリーニング業者に依頼する必要があります。
マットレスはデリケートな素材のため、自宅でむりやり丸洗いすると使い物にならなくなります。
そのため必ず業者へ依頼しましょう。マットレスをクリーニング業者へ依頼するときの料金相場は次の通りです。
低反発・高反発ウレタンマットレス | 11,000円程度 |
コイルマットレス | 12,000円程度 |
ちなみに各マットレスごとに対応できる業者が異なります。
各マットレスごとにおすすめの業者は次の記事で比較して紹介しているため、ご参考になさってください。
\低反発・高反発ウレタン素材マットレスのクリーニング業者はこちら/
\コイルマットレスに対応できるクリーニング業者はこちら/
※記事の公開まで今しばらくお待ちください!
ちなみにラテックスマットレスは全体を水に濡らすとボロボロになってしまうためクリーニングに出すことができません。
マットレスの買い替えを検討する
洗うことが難しいマットレスの場合には検討することも大切です。
自宅で洗えない場合、1万円以上のクリーニング費用がかかります。
もしも1万円程度で購入したマットレスならば買い替えてしまった方が安く済みます。
また長年愛用したことによるへたりはクリーニングでも治すことができません。
汚れだけでなく、へたってきて寝心地が悪くなっている場合には買い替えも視野に入れましょう。
マットレスを洗った方がいい理由
寝ている間に大量の汗をかいているから
マットレスは、汗や皮脂汚れが染み込んでいるため洗った方がいいのです。
なぜなら私たちは、寝ている間にコップ1杯分の汗をかいているためです。
私たちの汗に含まれるタンパク質の汚れは、雑菌やダニの餌となっています。
そのままにしておくと雑菌やダニがどんどん繁殖していくのです。
また湿気はカビが発生する原因にもなるため、マットレスをよく見てみるとカビが生えていたということもよくあります。
マットレスは一見きれいに見えても実はたくさんの汚れが付着しているため、定期的に洗った方が良いのです。
汚れたままにしておくとアレルギー症状が発生するから
マットレスを汚れたままにしておくとアレルギー症状が発生する原因となります。
具体的には、ダニやカビをそのままにしておくと以下のアレルギー症状が発生します。
- 喘息
- 鼻炎
- アレルギー性結膜炎
- 皮膚の炎症
たとえば、「寝室に入るといつも鼻がつまる」「最近寝ている間に蚊に刺される」といった症状は、ダニの死骸やカビによるアレルギー症状や、ダニ刺されの可能性が高いです。
マットレスを洗うだけで症状が緩和されていくため、アレルギー症状にお悩みの方はマットレスのケアをおこないましょう。
マットレスの洗うのが楽になる!日頃やるべきお手入れ方法6つ!
カバーシーツをこまめに洗濯する
マットレスのカバーやシーツはこまめに洗濯することがおすすめです。
なぜならカバーやシーツには、たくさんの皮脂汚れが付着しているためです。
カバーやシーツは直接肌に触れるため、多くの皮脂汚れが付着します。
汚れは、ダニや雑菌の格好の餌となるため、そのままにしておくとアレルギー症状が発生する原因にもなります。
そのためカバーやシーツを常に清潔に保っておくことで、マットレスが汚れてしまうのを防ぐことにつながるのです。
最低でも週1で洗濯することをおすすめします。
マットレスを立てかけておく
マットレスは毎日立てかけておくことが大切です。
なぜならマットレスには、一晩で多くの湿気が蓄積されるためです。
私たちが寝ている間にかいたコップ1杯分の汗の湿気は、マットレスの中にとどまった状態となります。
そのため敷きっぱなしにしておくと、湿気が逃げずマットレスにカビが生えてしまいます。
カビを防ぐためにもできれば毎日朝起きたらマットレスを壁に立てかけておくようにしましょう。
下にすのこを敷く
マットレスの下にすのこを敷くこともおすすめです。
なぜなら床とマットレスの間に空間が生まれることで通気性がよくなります。
そしてマットレスの湿気が逃げるためです。マットレスから湿気が逃げると、カビの予防やダニ繁殖の予防につながります。
結果としてマットレスを清潔に保つことができるのです。
\布団用すのこを選ぶときのポイントとおすすめのすのこはこちら/
布団クリーナーや掃除機で掃除する
できれば週に1度布団クリーナーや掃除機マットレスの表面を掃除しましょう。
シーツやカバーをつけていても、マットレス表面に汚れが蓄積されていくためです。
具体的にはダニの死骸や髪の毛、ホコリなどの汚れが蓄積されていきます。
そのままにしているとアレルギー症状発生の原因となるため、必ず表面に掃除機をかけるようにしましょう。
ちなみに表面を触ってみてザラザラした粉の感触がある場合は要注意!必ず週1で布団クリーナーか掃除機をかけましょう。
ダニ取りシートやスプレーを活用する
ダニ取りシートやダニ対策スプレーなどのダニ対策グッズを活用することもおすすめです。
毎日立てかけたりすのこを敷いたりしていても、どうしてもマットレスにダニは生息してしまいます。
ダニは繁殖率が高いため、マットレスに発生したダニが少数だったとしてもいつのまにか大量のダニになっていることがあります。
ダニ取りシートや布団用のダニスプレーはダニを殺虫したり捕獲したりができるため、マットレス中のダニをどんどん減らすことができます。
結果としてマットレスを清潔に保つことにつながります。
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防ダニシーツや防水シーツを活用
防ダニシーツや防水シーツを活用することもマットレスを清潔に保つことにつながります。
防ダニシーツはダニの侵入を阻止できるため、マットレスの中にダニが侵入し繁殖することを防ぐことができます。
また防水シーツは、マットレスにおねしょなどの汚れが付着することを防ぐことができます。
そのためマットレスの汚れを落とす手間を省くことができ、洗うのが楽になります。
まとめ
マットレスは複数の種類があるため「洗っていいものなのか?」「私のマットレスに適した洗い方を知りたい」と迷ってしまいます。
結論として自宅で丸洗いできるマットレスはファイバーマットレスです。
その他のマットレスは汚れた箇所の部分洗いのみできます。
それぞれのマットレスの洗い方は、マットレス種類別に洗い方を解説した章を再度ご確認いただけば一発解決です。
自宅で丸洗いができないマットレスを洗いたいときには、マットレスのクリーニング業者に依頼をする必要があります。
おすすめの業者は次の記事で比較しながらご紹介しています!
\ウレタンマットレスのクリーニングがおすすめの業者はこちら/
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