布団をクリーニングしてもらうと、洗濯とは違ってふわふわに仕上げてくれるので今後の利用してみようと思うかもしれません。
ですが、布団クリーニングにかかる費用を考えるとなかなか頻繁には頼めないですし、かといってあまり洗わないのも衛生的にどうなのか疑問に思ってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、布団クリーニングを依頼する頻度はどのくらいがベストなのか解説していきたいと思います。
是非、これから布団クリーニングを依頼するときの参考にしてみてください。
- 布団クリーニングを依頼する頻度を知りたい方
- どのタイミングで布団クリーニングを利用するべきか分からない方
- 素材ごとにどのくらいの頻度で布団クリーニングを利用するべきか分からない方
布団クリーニングの頻度はどのくらいがベスト?
それでは早速、布団クリーニングの頻度についてご紹介しましょう。
なお、以下はあくまでも目安ですので、布団の汚れ具合によってクリーニングの頻度を調節してくださいね。
- 季節の変わり目
- 布団をしまう前
順番に確認していきましょう。
季節の変わり目
布団クリーニングは、布団に飲み物などをこぼしてしまった、子供がおねしょをしてしまったなどのタイミングで依頼することが多いのではないでしょうか。
しかしそうではないなら、冬から夏にかけて、夏から冬にかけてといった、季節の変わり目で依頼するのがベストです。
特に夏場では、寝ている間の冷房冷えを防ぐ目的で薄手の毛布や肌掛けを使用することが多いですが、これらは汗をたっぷりと吸収しているため、そのまましまうとダニの増殖や変色、臭いの原因になります。
これは冬用の布団でも同様ですので、どのタイミングで布団クリーニングに出そうか迷ったら、ひとまず季節の変わり目を目安にすると良いでしょう。
これらのことから、布団クリーニングの頻度は年2回程度がベストということになります。
ただし、不注意で汚してしまった場合ではこの限りではありませんので、この頻度はあくまでも目安として考えておいてくださいね。
布団をしまう前のクリーニングがおすすめ
布団クリーニングから帰ってきたばかりの布団はフワフワで、とても気持ちがいいものです。
そのような理由から、押し入れなどから布団を出したタイミングで布団クリーニングの依頼を考える人が多いはず。
しかし、布団は圧縮袋などにしまう前にクリーニングに依頼し、その後圧縮袋などで保管しておくことがベストです。
上記でも触れましたが、使用中の布団はほこりや汗を吸収していますので、そのまましまうというのは衛生的に良いことはありません。
布団クリーニングを依頼する場合や、布団を圧縮袋などにしまう前に依頼しましょう。
布団クリーニングのタイミング5選
布団クリーニングのベストタイミングについて解説していきましたが、頻度に関係なく早めにクリーニングへ出すことが必要なケースもあります。
ここでは、主に早急に出すべきケースについてご紹介していきます。
- カビが生えている
- ニオイがきつい
- ペットの粗相や子供のおねしょ
- 布団のボリューム感がなくなった
- 食べこぼしやシミがついた
ひとつずつ解説していきます。

季節の変わり目や布団をしまうタイミングがおすすめですが、汚れや匂い・ボリューム感などが気になったときにもクリーニングに出すようにしましょう。
カビが生えている
カビが生えている布団を放置したまま使っていると、アレルギー症状を引き起こしたり、アトピー性皮膚炎を引き起こす可能性があります。
また、免疫力の低い高齢の方や赤ちゃんがカビの生えた布団を利用していると肺炎を引き起こしたり、気管支炎を引き起こしてしまう可能性があります。
これらの疾患は一度発症するとしばらく治療を受けなければならない可能性もあるので、布団のカビを放置しておくのはあまり良いとは言えません。
ニオイがきつい
洗濯や消臭スプレーをしてもなかなかニオイが取れない場合は、クリーニングを利用してみましょう。
ニオイの原因によっては、クリーニング業者が利用している洗剤でなければ取れないニオイであることも多くあるので、ニオイがきつくて寝られないようであればクリーニングを利用するべきだといえます。
また、ニオイがしみついた布団で睡眠を繰り返すと、布団の臭いがやがて体にも染みついてしまうので体臭がきつくなる原因にもなります。
ニオイが取れないことを諦めず、まずは布団クリーニング業者に依頼してみましょう。
ペットの粗相や子供のおねしょ
尿の主成分であるアンモニアは早めの洗濯を行えば、通常の洗濯できれいに落とすことができます。
ただ、洗濯ができないような布団に粗相をされると洗濯することができないのでこうした場合は布団クリーニング業者に依頼するようにすべきだといえます。
布団のボリューム感がなくなった
布団を使い続けていると、干してもペタンコであったり、少し湿り気を感じる場合があるかと思います。
このようなケースは、布団内部にある綿や羽毛に汚れが付着している重みでふわっと立たなくなることが考えられます。
洗濯機や天日干しではなかなか布団内部までケアすることが難しいので、布団クリーニングを利用するべきだといえます。
羽毛や綿が汚れていると、保温機能も損なわれるので布団本来の働きを妨げてしまいます。
クリーニングに出すと、まるで新品の時のようなボリューム感が復活!
布団を洗ってもあまりスッキリ感を感じられないようであれば、布団クリーニング業者に依頼することをおすすめします。
食べこぼしやシミがついた
食べこぼしや飲み物によるシミなどは、その汚れによってなかなか落ちないことがあります。
専用のシミ抜きでなければ取れないこともあるので、なかなか取れないシミの場合は布団クリーニングを利用するようにしましょう。
特に食べこぼしなどのシミは、時間が経つほど落ちにくくなっていきます。
そのため、シミができてしまったら早急に布団クリーニングを利用するようにしましょう。
布団をクリーニングする頻度は素材や種類によってさまざま
布団をクリーニングする頻度は、布団の素材や種類によってさまざまです。
ここでは、布団の種類によってどのくらいの頻度でクリーニングを行うべきかご紹介していきます。

一言で「布団」といっても、羽毛や綿・羊毛などさまざまな種類があります。素材によってクリーニング頻度が異なりますので、順番に確認していきましょう。
羽毛布団の場合:使用シーズンが終了したタイミングごと
羽毛布団は「3年~5年に一回」という意見もありますが、羽毛布団も他の布団と同じタイミングであるシーズン終了ごとにクリーニングを利用するべきだといえます。
羽毛布団の中身である羽毛は、使用する期間が長いほど、羽毛に汚れが付着し、羽毛本来の保温機能などを引き出すことができなくなってきます。
このため、羽毛布団本来の機能を維持するためにもシーズンごとのクリーニングをおすすめします。
敷布団の場合:ワンシーズン2回程度
年中同じ敷布団を使っている場合は、敷布団はこまめにクリーニングへ出すようにしましょう。
敷布団は汗や皮脂汚れが付着しやすく、またカビの温床になりやすい布団になります。
そのため、清潔さを保つためにも敷布団は1シーズンのうち2回程度クリーニングを利用すると布団全体を清潔に保つことができます。
布団クリーニングを利用したあとのお手入れはどうする?
布団クリーニングは頻繁に利用するものではないので、クリーニングよりも日々のお手入れをすることの方が布団をきれいに保つコツだといえます。
例えば、布団をこまめに上げ下ろししたり、休みの日は天日干しを行う等なるべく日々の生活でも清潔感を保つようにすることが重要です。

クリーニングに出したからと言って「安心」というわけではないのね。

クリーニングに出すことは大切ですが、家でのお手入れもしっかり行わなければなりません。天気の良い日は「天日干し」を忘れないようにしましょう。
また、布団クリーナーを使ってこまめに布団を掃除することも布団をきれいに保つコツなので、購入を検討してみてもよいかと思います。
布団を清潔に保つコツや布団クリーナーについては、下記の記事を参考にしてみてください。
まとめ|布団のクリーニング頻度は季節の変わり目を目安にしよう
本記事では、布団クリーニングを利用する頻度やお手入れについて解説していきました。
どの布団も、おおよそワンシーズンに一回はクリーニングを利用すると1年中布団を清潔に保つことができます。
ただし、頻度についてはあくまで参考程度なので、緊急性の高いケースを除いてはお財布と相談しながらどのくらいの頻度でクリーニングを利用するべきなのか決めていった方が良いでしょう。
また、布団クリーニングを利用するだけでなく、日々のお手入れや布団を清潔に保つ工夫もしっかり行うことも大切です。
布団クリーニングと日々のお手入れを上手く使い分けながら、キレイな布団で快適な睡眠を手に入れましょう!
